鳥山明先生は、天才漫画家として一時代を築き、亡くなられた今もなお、世界中で愛され続けています。
リメイクされたアニメも放送され、特に『ドラゴンボール』は時代を超えて影響を与え続けています。
そんな鳥山先生の印税収入や総資産について、300億円を超えるとの話や、600億円という噂もありますが、実際はどうなのでしょうか？
この記事では、鳥山明先生の多岐にわたる収入源を徹底的に調査し、その全貌に迫ります。
鳥山明の主な収入源
鳥山明先生の主な収入源は4つ考えられます。
- 単行本の印税
- ゲーム・アニメ・映画による権利収入
- キャラクターデザインの収入
- グッズ・関連商品の収益
代表作『ドラゴンボール』の世界的成功が、まさに幅広い収入を支える基盤となっており、漫画家としての枠を超えたビジネス展開が行われています。
それでは、1つずつ詳しく見ていきましょう。
1. 単行本の印税
鳥山明先生の代表作『ドラゴンボール』と『Dr.スランプ』は、世界中で広く読まれている作品で、どちらも大ヒットを記録しています。
累計発行部数は『ドラゴンボール』が2億6000万部以上、『Dr.スランプ』も3000万部以上とされています。
これらの膨大な発行部数に基づいて支払われる印税収入は、驚くべき額に達していることは間違いありません。
印税率は一般的に8%～10%と言われていますが、鳥山先生のような超人気漫画家は印税率が10%に近いと推測されます。
作品が発行された年代によって単行本の価格は異なります。
1980年代は360円～400円、現在では480円～500円となっており、発行時期によって印税額は多少異なるものの、安定した大きな収入源となっていることは間違いありません。
鳥山先生は過去のインタビューで、
「自分の作品がここまで世界中で読まれるようになるとは思ってもいませんでした。キャラクターたちがこうして世界中で愛され続けていることは、驚きと同時に非常に嬉しいです」
と語っています。こうした言葉からも、彼自身が世界的な成功に感謝し、驚きながらも喜びを感じていることが伝わってきますよね。
- 1980年代の単行本価格: 360円～400円 → 印税28円～40円/冊
- 現在の単行本価格: 480円～500円 → 印税38円～50円/冊
- 累計発行部数（ドラゴンボール）: 2億6000万部
- 累計発行部数（Dr.スランプ）: 3000万部
推定総印税収入: 約130億円～175億円
2. ゲーム・アニメ・映画による権利収入
鳥山明先生の代表作『ドラゴンボール』は、アニメ、映画、そしてゲームにまで幅広く展開され、その権利収入は非常に大きいです。
特にアニメ化は1986年に始まり、現在に至るまで続いています。これに加え、劇場版も多数制作されており、これによる収入も莫大です。
鳥山明先生はインタビューで
「キャラクターがアニメや映画で動くのを見るのはいつも新鮮です。自分の世界観が形を変えて、より多くの人々に届いていくのは本当にありがたいことです」
と語っています。このように、先生自身もアニメや映画、ゲームによる作品の広がりを喜んでいることがわかります。
【アニメ収入】
『ドラゴンボール』はこれまでに600話以上のエピソードが放送されており、1話あたりの原作者への権利使用料は10万～15万円と推定されます。
これだけでもアニメだけでの収入は6000万円～9000万円に達します。
さらに、世界各国での放送権や再放送による収入も含めると、さらに大きな額が毎年発生している可能性があります。
【映画の権利収入】
映画化に関しては、『ドラゴンボール』はこれまでに20本以上の劇場版が制作されており、興行収入も大規模です。
たとえば、2018年に公開された『ドラゴンボール超 ブロリー』は、全世界で135億円の興行収入を記録しています。
映画の興行収入の3%～5%が鳥山先生に支払われると仮定すると、この1本だけで4億5000万円～6億7500万円の収入が発生しています。
映画全体では20作品以上ありますので、総計で60億円以上に達する可能性があります。
【ゲームの権利収入】
『ドラゴンボール』関連のゲームは世界中で人気を集め、これまでに5000万本以上が販売されています。
本あたりのゲーム価格を6000円～8000円と仮定し、その売上の1%～3%が鳥山先生に支払われるとすると、ゲームからの推定収入は30億円～90億円に達します。
- アニメ1話あたりの使用料: 10万～15万円 × 600話 = 6000万円～9000万円
- 映画（ブロリー例）: 135億円 × 3%～5% = 4億5000万円～6億7500万円
- ゲーム（5000万本販売）: 売上3000億円 × 1%～3% = 30億円～90億円
総推定権利収入: 35億円～100億円程度
3. キャラクターデザインの収入
鳥山明先生は、漫画の枠を超えて、ゲーム業界でも大成功を収めています。
その代表的な例が、日本のみならず世界中で大ヒットを続けるRPG『ドラゴンクエスト』シリーズです。
鳥山先生は、この作品で登場するキャラクター全てのデザインを担当しており、シリーズが続く限りロイヤリティ収入を得続けています。
特に、鳥山先生のデザインはシンプルかつ魅力的で、プレイヤーに強い印象を残すため、ファンからの評価も非常に高いのが特徴です。
鳥山先生自身も、キャラクターデザインについて
「僕のデザインしたキャラクターたちは、プレイヤーがすぐに愛着を持ってくれるよう、できる限りシンプルで親しみやすいものを心がけています。こうして長年、皆さんに愛され続けることが、デザイナーとして本当に嬉しいことです」
と語っています。これは、デザインが単なる見た目だけではなく、プレイヤーとの感情的な繋がりを重視していることが伺えますね。
まさに、シンプルでありながら奥深いデザイン力が、シリーズの成功を支えている要因です。
『ドラゴンクエスト』シリーズは、日本国内外で累計8200万本以上が販売されています。
その1本あたりの価格は7000円前後とされており、この売り上げの0.5%～1%が鳥山先生にロイヤリティとして支払われると仮定すると、キャラクターデザインによる収入も膨大です。
- ドラゴンクエストの累計販売数: 8200万本
- ゲーム価格: 7000円/本
- 推定ロイヤリティ率: 0.5%～1%
推定総収入: 28億7000万円～57億4000万円
4. グッズ・関連商品の収益
鳥山明先生の代表作『ドラゴンボール』は、国内外で非常に幅広いグッズ展開が行われており、その収益規模は異次元レベルです。
特にフィギュア、アパレル商品、玩具といったグッズが根強い人気を持ち、特に海外市場での需要が高いため、そこから得られるロイヤリティ収入もかなりの規模に達しています。
たとえば、『ドラゴンボール』のフィギュアは、1体あたりの価格が5000円～1万円程度のものが多く、特に限定版やコレクターズアイテムは高額で取引されています。
これらの商品の売上から、約5%～10%のロイヤリティが鳥山先生に支払われると仮定すると、収入は相当な額に上ることがわかります。
さらに、アパレル商品やステーショナリーなど、日常的に使用できる商品が幅広く展開されていることからも、グッズ関連の収益は長期的に安定していると言えるでしょう。
- フィギュアの価格: 5000円～1万円
- 推定ロイヤリティ率: 5%～10%
推定フィギュア収益（例として年間100万体販売）:5000円 × 100万体 × 5%～10% =
2億5000万円～5億円
長者番付から見るの収入
この情報は2005年までのものですが、推定年収は4億円以上であり、当時の高収入が確認でき、非常に信ぴょう性が高いと言えるでしょう。
2006年以降、長者番付が廃止されたため、以降の詳細な情報はわかりませんが、作品が継続してヒットしていることから、現在の収入はさらに増加していると可能性はあります
鳥山明の長者番付での実績の一部
- 1981年（納税額5億3924万円）
推定年収：約13億5000万円（1位） - 1982年（納税額6億4745万円）
推定年収：約16億円（1位） - 1997年（納税額2億2000万円）
推定年収：約5億5000万円（3位）
鳥山明先生は、『Dr.スランプ』や『ドラゴンボール』の大ヒットにより、1980年代から2000年代までの間に長者番付に数多く登場しています。
特に、1981年と1982年には、「その他部門」で2年連続で1位を獲得しました。
1981年の納税額は5億3924万円で、推定年収は約13億5000万円とされています。
翌年、1982年には納税額が6億4745万円となり、推定年収は約16億円に達しました。
この2年間で非常に高額な収入を得たことが推定されています。
高橋留美子の収入（印税）と総資産
- 単行本の印税：推定130億円～175億円
- ゲーム・アニメ・映画による権利収入：推定35億円～100億円
- キャラクターデザインの収入：推定28億7000万円～57億4000万円
- グッズ・関連商品の収益：推定2億5000万円～5億円（年間）
推定総収入：約196億円～337億円
鳥山明先生の総資産は少なく見積もっても200億円以上と推定され、噂では600億円を超えるとも言われています。
『ドラゴンボール』は日本国内だけでなく、世界的に絶大な人気を誇り、特に海外市場での収益規模が日本とは桁違いであることが多く、600億円という噂も、まんざら嘘ではないのかもしれません（笑）
さらに、鳥山先生も近年ではネット配信やゲームを通じて安定した収益を得ており、その収益源は増え続けているため、さらなる資産の増加が見込まれます。
まとめ
いかがでしたか？
鳥山明先生の印税収入や総資産について徹底調査しましたが、その驚異的な金額には驚きを隠せません。
世界中で愛され続ける作品を生み出し、今なお多くのファンに支持されるその影響力は計り知れないものです。
今後も鳥山明先生の作品が世代を超えて多くの人に愛され続けることを期待したいですね。
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