YOSHIROTTENさんは、宇多田ヒカルさんの新パートナーとして話題になっていますが、その名前を聞いて「どんな人?」と思った方も多いのではないでしょうか。
鹿児島出身の彼は、エルメスやヴァレンティノといったラグジュアリーブランドともコラボする実力派のアーティストです。
この記事では、芸術に疎い私でもわかるように、彼の経歴や学歴、そして名前の由来や代表作を徹底調査し、分かりやすくまとめました。
興味が湧いたら、ぜひ読み進めてみてください。
YOSHIROTTENの経歴とプロフィール
- 名前: YOSHIROTTEN(ヨシロットン)
- 本名: 西由浩(にし よしひろ)
- 生年: 1983年生まれ
- 出身地: 鹿児島県鹿屋市
- 活動拠点: 東京都
- 職業: グラフィックアーティスト、アートディレクター、デザインスタジオ「YAR」代表
- 趣味: 音楽、スケートボード、クラブカルチャー、自然探索
- 身長: 非公開(ただし、写真から平均的な日本男性よりも少し高めと推測)
- 星座: 魚座
- 幼少期からの影響:
- 鹿児島県の自然の中で育ち、幼い頃からアートやデザインに興味を持つ。
- 中学生の頃、パンクロックに夢中になり、音楽やその関連するビジュアルに強く惹かれる。
- 高校時代にはスケートボードも熱中し、スケート文化からグラフィックデザインの世界に触れる。
- グラフィックデザインの道へ:
- 高校卒業後に上京し、デザインの専門学校へ進学。
- 専門学校在学中、体験入学の課題で提出した作品がエッセイストの松浦弥太郎の目に留まり入賞。
- 音楽レーベル「ビクター」のデザイン部門でインターンを経験し、プロとしての道を歩み始める。
- キャリアの転機:
- インターン時代に桑田佳祐のソロツアーのロゴをデザイン。これがプロとしての大きな転機に。
- その後、デザイン事務所「POSITRON」に就職し、音楽関連のデザインやライブの映像演出を手がける。
- 2008年 独立:
- 25歳で独立し、フリーランスのグラフィックデザイナーとして活動を開始。
- グラフィックデザインだけでなく、映像や立体作品、インスタレーションにも挑戦し、活動の幅を広げる。
- 2015年 デザインスタジオ「YAR」を設立:
- クリエイティブスタジオ「YAR」を設立し、アートディレクターとしても活動。
- 国内外のアーティストやファッションブランド、企業とのコラボレーションを多数手がける。
- 代表的なプロジェクト:
- 2018年: 東京・東雲で大規模な個展「FUTURE NATURE」を開催。400坪の空間を使い、映像、立体、グラフィックを融合させたインスタレーションを発表。
- 2023年: 国立競技場でマルチメディアアートプロジェクト「SUN」を展開。音楽とビジュアルを融合させた新しい体験を提供し話題に。
- 2024年: 宇多田ヒカルのベストアルバム『SCIENCE FICTION』のアートワークを担当し、彼女との親密な関係が注目される。
- 2024年: 鹿児島県霧島アートの森で「FUTURE NATURE II In Kagoshima」を開催。これが初の公立美術館での個展となる。
YOSHIROTTENさんは、鹿児島の自然豊かな環境で育ち、その影響を受けてデザインに興味を持つようになりました。
東京でのデザイン専門学校時代からプロの世界に足を踏み入れ、インターンの経験を通じて一気に注目を集めるようになりました。
独立後は、グラフィックや映像、立体まで幅広い分野で活動し、デザインスタジオ「YAR」を立ち上げ、アートディレクターとしても数々のプロジェクトを成功させています。
特に、音楽やファッション、アートの融合を得意とし、エルメスやヴァレンティノなどのハイブランドからも信頼されるアーティストです。
また、宇多田ヒカルとのコラボレーションをきっかけに、メディアでも注目される存在となりました。
YOSHIROTTENの学歴
今や世界的に活躍するグラフィックデザイナー・YOSHIROTTENさんが、どのような学歴を経て、学生時代にどのような体験を積んだのか、エピソードを交えながら紹介します。
特に、バンタンデザイン研究所での学びが彼のキャリアに大きな影響を与えたことがわかっています。
出身中学
YOSHIROTTENさんの出身中学は、鹿児島県鹿屋市の市立第一鹿屋中学校という噂がありますが、これは確定的な情報ではなく、インターネット上で噂されているものです。
しかし、鹿屋市の自然豊かな環境で育った彼は、幼い頃からアートやデザインに興味を持っていたことは確かです。
中学生の頃には、パンクロックに夢中になり、音楽とビジュアルの融合に惹かれ、将来のクリエイティブな道を歩む大きなきっかけとなったと言われています。
出身高校
中学卒業後、鹿児島県立鹿屋高等学校に進学したという情報もありますが、これも確実な情報ではない可能性があります。
YOSHIROTTENさんが高校時代に特に影響を受けたのは、音楽とスケートカルチャーでした。
彼は高校時代について
「パンクロックにどっぷり浸かって、いつも音楽と一緒だった。スケートもやってて、街中で自由に動き回る感覚が好きだった」
と振り返っています。ここで培った音楽やストリートカルチャーへの愛が、彼のデザインスタイルに大きく影響したと言われています。
バンタンデザイン研究所(専門学校)出身
高校卒業後、YOSHIROTTENさんは大学には進学せず、バンタンデザイン研究所に進学しました。
この情報はバンタンデザイン研究所の公式SNSでも紹介されていることから、信頼性が高い情報です。
彼はここで本格的にデザインの基礎を学びますが、在学中に制作した「架空のザ・ブルーハーツのポスター」が、エッセイスト・松浦弥太郎氏の目に留まり、その才能を見出されます。
この出来事について、YOSHIROTTENさんは
「正直、ポスターを作った時は特に意識してなかったんだ。でも、松浦さんに『これ、すごくいいね』って言われて、自分が本当にやりたいことがデザインだって自覚できたんだ」
とインタビューで語っています。その後、音楽レーベルでのインターンシップを経験し、桑田佳祐さんのツアーロゴを手掛けることになりますが、これが彼のキャリアを大きく変えるターニングポイントになりました。
彼の学生時代は、常に
- 「音楽」
- 「デザイン」
- 「自由な発想」
が軸となっており、それが今のアートスタイルに強く反映されています。
バンタンで学んだ経験については
「基礎をしっかり学んだことで、自分の表現の幅が広がった。あの時、東京に来て学んでよかった」
と語っており、彼にとって重要なステップであったことが伺えます。
YOSHIROTTENの名前の由来
「YOSHIROTTEN」という名前の由来には、彼の音楽やカルチャーへの思いが詰まっています。
彼は20代前半の頃、友人とともにDJユニットを結成。
その時に、音楽の影響を受けたユニークな名前を付けようと考えました。
彼が選んだのは、UKパンクの伝説的存在、セックス・ピストルズのジョニー・ロットンから。
「友人がチャカ・カーンから『TAKAKAHN』って名乗ったから、じゃあ俺もジョニー・ロットンから『YOSHIROTTEN』でいこうかな?って冗談半分で決めたんだ」
と語っています。
「チャカ・カーンとジョニー・ロットンって、全然ジャンルも違うけど、そこが面白いと思ったんだよね。音楽って自由だし、名前にもその自由さを込めたかった」
とも語っていました。
このように、「ノリ」と「遊び心」から始まった名前ですが、彼のアートにも共通する「自分らしさ」と「枠にとらわれない自由な表現」が、この名前には詰まっている感じがしますね。
当時はただの面白がりから始まったものの、
「いつの間にか『YOSHIROTTEN』って名前が自分の代名詞になっちゃったんだよね」
と、今では彼のブランドの一部となっています。
過去作品と代表作
YOSHIROTTENさんの代表的な作品になります。
- 「FUTURE NATURE」(2018年)
東京・東雲のギャラリーで開催された大規模個展。
広い空間を使い、映像や立体を組み合わせたインスタレーションを展示。自然とデジタルの融合がテーマ。 - 「SUN」シリーズ(2023年)
国立競技場での大規模アートプロジェクト。
映像と音楽を組み合わせ、360度の体験型インスタレーションを展開。全国各地で展示され、多くの来場者を魅了。 - 「Radial Graphics Bio」(2024年)
銀座のギャラリーで開催された個展。
グラフィックデザインから映像、立体作品までを展示し、進化したアートスタイルを披露。 - エルメス表参道のビジュアルデザイン(2021年)
エルメスの店舗デザインを担当。
ブランドのエレガンスとデジタルアートを融合させた演出が話題に。 - 「SHINJUKU_RESOLUTION」(2020年)
写真家・森山大道とコラボ。
新宿の写真にデジタル加工を施し、新しい視覚体験を提供。 - 宇多田ヒカル『SCIENCE FICTION』アートワーク(2024年)
宇多田ヒカルのベストアルバムのアートを担当。
音楽の世界観をビジュアル化し、ファンの間で注目を集めた。
YOSHIROTTENさんの作品は、視覚と音楽、デジタルと自然を組み合わせた体験型のアートが特徴です。
彼のクリエイティブな表現は、国内外で注目を集めています。
エルメスやヴァレンティノともコラボ
YOSHIROTTENは、エルメスやヴァレンティノといった世界的なラグジュアリーブランドと数々のコラボレーションをしています。
彼のアートが、ブランドのイメージに新たな視点を加えることで話題を呼びました。
特に、エルメスとのコラボレーションには彼自身も大きな喜びと挑戦を感じていたようです。
エルメスとのプロジェクトの一つに、「Techno Equestre(テクノ・エケストル)」というイベントがあります。
これは、「テクノ」と「乗馬」をテーマにした一夜限りのスペシャルイベントでした。
このユニークなコンセプトにYOSHIROTTENさんは強く惹かれたと語っています。
「テクノと乗馬なんて、普通は組み合わせないですよね。でも、そのミスマッチ感が面白いと思ったんです。まさに僕が好きな自由な発想だった」
と振り返っています。
イベントのアートディレクションでは、空間全体をデザインし、細部までこだわり抜いた演出を行いました。
インビテーションには、透明なカセットテープを使った仕掛けを取り入れ、そのカセットテープが持つ懐かしさと未来感を掛け合わせることで、イベントへの期待感を高めることに成功。
YOSHIROTTENさんは当時のアイデアについて、
「インビテーションをただの紙にするのではなく、体験として受け取ってもらえるようにしたかったんです。カセットテープを見たときに、手に取った瞬間からこのイベントが始まる感覚を味わってほしかった」
と話しています。
会場のデザインも独特で、テクノクラブと乗馬クラブの要素を融合させた空間が広がりました。
天井には乗馬で使う障害物をイメージしたライトが並び、テクノのリズムに合わせて光が点滅する演出が施されました。
彼はこの演出について、
「エルメスの洗練された雰囲気を損なわずに、もっとカジュアルに楽しんでもらえる空間を作りたかったんです。だから、会場に来た人がちょっと驚いて、でも自然に馴染めるようなデザインを心がけました」
と振り返ります。
また、ヴァレンティノとのコラボレーションでは、ブランドの新作コレクションのビジュアルを担当。彼はブランド側からの信頼を得て、独自の視点で世界観を表現しました。
これについては、
「ヴァレンティノの持つエレガンスと、僕の少しエッジの効いたデジタルアートをどう調和させるかが大きな挑戦でした。でも、チームと一緒に考えながら作り上げていくプロセスがとても楽しかったですね」
と語っています。
日本初の公立美術館での個展
YOSHIROTTENにとって初となる公立美術館での個展が、2024年10月から鹿児島県の霧島アートの森で開催されています。
この個展「FUTURE NATURE II In Kagoshima」は、2018年に東京で開催された「FUTURE NATURE」の続編にあたります。
彼の故郷である鹿児島の自然をテーマにしたインスタレーション作品を展示し、光や自然の要素を大胆に取り入れた空間演出が魅力です。
公立美術館での展示は、彼にとって新たな挑戦であり、彼の作品をより多くの人々に届ける機会となっています。
著名アーティストとのコラボ実績
著名アーティストとのコラボは数えきれないぐらい実績がありますが、主な代表作がこちらです。
- 宇多田ヒカル『SCIENCE FICTION』アートワーク(2024年)
宇多田ヒカルのベストアルバムのアートを担当し、音楽の世界観を見事にビジュアル化。ファンからも高く評価されました。 - 森山大道『SHINJUKU_RESOLUTION』(2020年)
写真家・森山大道とコラボし、新宿をテーマにした写真にデジタル加工を加え、写真とアートの融合を実現。 - 蜷川実花との共作
鮮やかな色彩で知られる蜷川実花と協力し、彼女の写真とYOSHIROTTENのデジタルアートを組み合わせた作品を制作。 - 桑田佳祐ツアーロゴデザイン
キャリア初期に桑田佳祐のツアーロゴを手がけ、業界で注目を集めるきっかけとなりました。 - Aimer『I beg you』ジャケットデザイン
Aimerの楽曲『I beg you』のジャケットデザインを担当。幻想的なビジュアルで話題に。
YOSHIROTTENさんは、コラボ相手の個性を引き出しつつ、自身のデジタルアートを加えることで、新しい表現を生み出しています。
20代からグラフィックアーティストとして、数々の実績を残しているのが分かります。
これからも世界的な活躍が非常に楽しみですね!
まとめ
YOSHIROTTENさんは、独自のセンスと多様な表現手法で、国内外から注目されるアーティストです。
芸術的なことは疎いのですが調べてみると、とにかく凄いというのは分かりました(笑)
音楽からインスピレーションを得て、グラフィックから空間演出まで多岐にわたる作品を手掛け、エルメスなどの名だたるブランドともコラボを果たしてきました。
初の公立美術館での個展も新たなステップとなり、これからの活動にも期待が高まります。
彼のこれまでの歩みを通じて、アートが持つ可能性と、表現の幅広さを感じることができるでしょう。